class RenderTarget
Description
画像イメージを持ち、Windowモジュールと同じ方法で描画ができ、ハードウェア描画の対象に指定できるクラスです。
ビデオメモリにデータが配置されるため、ピクセル単位での自由な直接的な操作はできません。
しかしハードウェア描画(GPU処理)になるため、拡大/縮小/回転といった処理を含めた高速な描画が可能です。
Shaderを用いれば、より複雑な操作を高速に行うことが可能です。
Window.draw系のメソッドは画面に直接描画しますが、RenderTarget#draw系のメソッドはレシーバのRenderTargetオブジェクトに対して描画します。
基本的な使い方は、RenderTarget.newして、RenderTarget#draw系メソッドで描画、Window.draw系/RenderTarget#draw系メソッドでimageに指定して使う、という流れになります。
デバイスロスト時にデータが消えるため、その際は再描画が必要になります。
1.4.1よりRenderTarget#updateは明示的な呼び出しなく、利用時に自動的に更新されるようになりました。また、フレームを跨ぐとデータが消去されます。
Class Methods
- new
- RenderTargetオブジェクトを生成して返します。
Instance Methods
- dispose
- selfの画像リソースを解放します。
- disposed?
- selfがdisposeされている場合に真を返します。
- draw
- 単純描画をします。
- draw_scale
- 縦、横の拡大率を指定して描画します。
- draw_rot
- 回転角度と中心を指定して描画します。
- draw_alpha
- アルファ値を指定して描画します。
- draw_add
- 加算合成描画をします。
- draw_sub
- 減算合成描画をします。
- draw_shader
- シェーダ処理を適用して描画します。
- draw_ex
- 拡縮、回転、半透明、加算合成を一括指定して描画します。
- draw_font
- 文字の描画をします。"\n"を入れると改行することができます。
- draw_font_ex
- 高品質な文字の描画をします。
- draw_morph
- 4点を自由に指定してimageを描画できます。これを使うと自在に変形した画像を描画することができます。
- draw_tile
- タイルチップと二次元配列を使ってマップ描画をします。
- draw_pixel
- 画面の(x, y)に点を描画します。
- draw_line
- 画面に(x1, y1)~(x2, y2)を結ぶ線を引きます。
- draw_box
- 画面に(x1, y1)~(x2, y2)の矩形を描画します。
- draw_box_fill
- 画面に(x1, y1)~(x2, y2)を塗りつぶす矩形を描画します。
- draw_circle
- 画面の(x, y)を中心に半径rの円を描画します。
- draw_circle_fill
- 画面の(x, y)を中心に半径rの塗りつぶした円を描画します。
- update
- 描画を実行します。
- width
- RenderTargetの横幅を返します。
- height
- RenderTargetの高さを返します。
- bgcolor
- 画面のクリア(RenderTarget#update時、描画処理前に自動的にされます)時に使う色を返します。
- bgcolor=
- 画面のクリア(RenderTarget#update時、描画処理前に自動的にされます)時に使う色を変更します。
- min_filter
- draw_scaleやdraw_exのscale_x/yキーで縮小する場合に使用されるフィルタを返します。
- min_filter=
- draw_scaleやdraw_exのscale_x/yキーで縮小する場合に使用されるフィルタを変更します。
- mag_filter
- draw_scaleやdraw_exのscale_x/yキーで拡大する場合に使用されるフィルタを返します。
- mag_filter=
- draw_scaleやdraw_exのscale_x/yキーで拡大する場合に使用されるフィルタを変更します。
- to_image
- RenderTargetオブジェクトが保持する画像をImageオブジェクトに変換して返します。
- discard
- draw系メソッドによる描画予約を取り消します。
- decide
- discard時の取り消しから保護します。
- resize
- サイズを変更します。
- ox
- X軸方向の描画位置補正を返します。
- ox=
- X軸方向の描画位置補正を変更します。
- oy
- Y軸方向の描画位置補正を返します。
- oy=
- Y軸方向の描画位置補正を変更します。